handmade soap

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ひとつずつ、丁寧に、昔ながらの製法で手作りすると、
肌にも環境にも優しい石けんが出来上がります。
オリーブ香房では、毎日使うものだからこそ素材にこだわります。
Simple is best。
余計なものは加えない、けれど、必要なものは削らない。
使う人みんなの笑顔が作り手の幸せです。

手作り石けん

大量生産されている石けん、シャンプー、リンスは合成界面活性剤と多くの添加物で作られています。
アトピーや湿疹、肌荒れ、フケなど、トラブルの多い合成界面活性剤や添加物を使いたくない! そんな思いでコールドプロセス製法で石けんを作り続けています。
コールドプロセス製法は昔ながらの製法で、オイルの温度を上げずに、苛性ソーダと反応させて石けんを作る方法です。
オイルに含まれる保湿成分のグリセリンをそのまま石けんに閉じ込めることができ、また、オイルを高温にしないためにオイルの特性を損なうことがありません。
そして、オイル100%を石けんにせず、10%前後石けんの中に残すことで、豊かな保湿力が得られます。
オイルは食用グレードのものを材料にしているため、安心して使用することができます。
そんな手作り石けんは肌への刺激が少なく、汚れは落とすけれど、必要以上の皮脂を取りすぎることがありません。
使い続けていくうちに、肌トラブルが少なくなっていることに気づかされます。
解毒作用のない肌にとって、毎日使う石けんはとても大事なアイテム。手作り石けんだけで、体・顔・髪を洗うことができます。

苛性ソーダと反応させて石けんにするため、熟成期間を1~2か月とっています。
その間に、苛性ソーダの強アルカリ性が弱まり、弱アルカリ性の石けんになります。
さらに、よく乾燥させたものはマイルドで溶け崩れの少ない石けんになり、使い心地が格段によくなります。
合成界面活性剤や合成の防腐剤不使用なため、1年以内にご使用下さい。


 

オイルのこと

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手作り石けんの特徴は、使用するオイルで異なってきます。
それぞれのオイルの特徴を生かしながらレシピを組み立て、オイルの何%を石けんの中に残すか、と考えるのは石けん作りの楽しみです。

各オイルの主な特徴

■オリーブオイル
石けんの基本のオイル。主にピュアオリーブオイルを使用。保湿力と、素晴らしい洗浄力があるが、皮脂は取り過ぎない。
スクワレンが含まれていることも大きな特徴。

■ココナッツオイル
ココヤシの果肉から採れるオイル。大きな気泡力があり、石けんの泡立ちをよくする。

■パーム核油
アブラヤシの果肉にある核の中身を搾ったオイル。ココナッツオイルと同じように気泡力があるが、ココナッツオイルより肌にマイルド。

■パームオイル
アブラヤシの果肉から採れるオイル。硬い、解けくずれの少ない石けんにする。

■スイートアーモンドオイル
アーモンドをしぼったオイル。

■マカデミアナッツオイル
マカデミアの実をしぼったオイル。パルミトレイン酸を多く含み、皮膚の細胞の再生に大きな役割をはたし、傷や湿疹で痛んだ皮膚の修復も助ける。老化防止効果のあるパルミトレイン酸も豊富に含まれている。

■キャスターオイル(ひまし油)
とうごま(唐胡麻)やヒマの種子をしぼったオイル。粘度が高く水分を引きつける特徴があり、保湿力の高いマイルドな、泡立ちのいい石けんになる。

■カメリアオイル(椿油)
椿の種をしぼったオイル。日本では伝統的に整髪用に使われてきたオイルで、オリーブオイルと同様の特徴を持っている。

■茶油
茶の実から採れるオイル。体に優しいオイル。

■ホホバオイル
ホホバの種子から採れるオイル。液体ろうで、皮膚になじみやすく使用感がさっぱり。水分を保持しながら、皮膚呼吸を妨げない上質の保護膜を作る。

■シアバター
西アフリカのサバンナに自生するシアの木の果実の核をしぼって得られる油脂。保湿効果が高く、皮膚に弾力を与え、紫外線防止効果も期待できます。

■マンゴーバター
マンゴーの実から採れる油脂。老化肌や乾燥肌に柔軟性を与え、保湿としわ防止効果が期待できる。


 

手作り石けんの使い方

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手作り石けんは溶け崩れしやすいため、水切れのいい石けん皿でご使用ください。また、ご使用にならない石けんは陽の当たらない場所で保管してください。
夏場など、高温多湿な季節には、タッパー容器やジップロックなどに入れて冷蔵庫保管がお勧めです。

そして、使わずにとっておく、というのは手作り石けんには向きません。
すぐに使うのが、ベスト! お求めになった石けんは2、3か月以内に使い切るのがお勧めです。
解禁後1年以内のご使用が目安ですが、使用しているオイルやオプションによっては、何年も酸化しない石けんもありますが、それより早くに酸化してくるものもあります。


 

ハーブ類のこと

多くのハーブがありますが、その中でも肌への効能があるといわれるハーブ、東洋ハーブを使用しています。
使い方としては、オイルの中へハーブの成分を抽出する方法とドライハーブやハーブパウダーを石けんの中へ閉じ込める方法があります。

各ハーブの主な特徴

■カレンデュラ…別名:マリーゴールド。保湿・肌荒れに効果が期待できる。

■エリカ…別名:ヒース。美白、しみ、しわに効果が期待できる。

■カモミール…消炎、鎮静、保湿、発汗作用に優れたハーブ。トラブル肌、敏感肌にも向き肌を柔らかくする。

■ローズヒップ…保湿・収斂作用に優れ、細胞の再生を促し、色素沈着予防するため美白と潤いを与える。

■ローズマリー…自然な収斂作用は、たるみやむくみを引き締め、肌を若返らせ、血色のよい肌に。

■シコン…生薬名:紫根。殺菌作用、抗炎症作用、創傷の治癒を早める作用など、肌トラブルに効果が期待できる。

■マルベリー…和名:桑。美白効果。抗酸化作用の高いハーブで、老化防止・ 肌荒れ防止にも効果的。

■ヨクイニン(はと麦)…肌荒れやシミ、そばかすを抑え、肌のきめを細かくする効果があり、保湿効果にも優れる。

■桃の葉…抗菌、消炎作用に優れ、汗も、湿疹に効果があり、収斂効果も高く肌に潤いを与えてくれる。

■ビワの葉…保湿効果があり、キメを整え、炎症を抑える働きがある。

■ユズ…抗酸化作用に優れ、美白効果、肌の若返り効果があり、肌をしっとりさせてくれる。

■アロエ…殺菌・消炎作用があり、肌を清潔に保ち、保湿効果にも優れ、皮脂バランスを整えてくれる。

■ゴートミルク…牛乳よりもビタミン、ミネラル、カゼインが豊富で、肌を柔らかくし、鎮静と保湿に優れている。

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精油のこと

香りづけとして、植物の花や葉からとれる100%エッセンシャルオイル(精油)を使用しています。
香りづけとして楽しむだけでなく、ちょっぴりその効能も期待しています。
1%前後の精油で微かな香りづけとなっています。
また、精油によっては、苛性ソーダに負けてしまうものもあります。消臭効果の高い炭や竹炭などは香りも吸収してしまうことがあります。
精油は自然に揮発していきますので、香りも自然に薄れていきます。
一部、フレグランス(合成)の香りを使用することもあります。(例:コココナッツなど)


 

リンスのこと

手作り石けんのよさは、石けん一つで髪も、顔も、体も洗えてしまうこと。
肌だけでなく、髪の毛や地肌にも安心な手作り石けんがおススメです。
髪の毛や地肌が、本来持っている健康な状態になります。
泡切れのよさも、手作り石けんの特徴で、すすいだ後がすっきりします。
手作り石けんは弱アルカリ性なので、弱酸性のリンスで髪を中和してあげてください。
中和することで髪がふんわりと、自然な感じになります。
レモン汁や酢など酸性のものならリンスとして使えますが、手軽でおすすめなのがクエン酸リンス。

クエン酸リンスの作り方
材料 ・クエン酸…50g
・精製水…500cc
[オプション・植物性グリセリン…小さじ1 ・精油…5、6滴]
※各材料は、精油以外はドラッグストアなどで購入できます
1. 精製水500ccにクエン酸50gを混ぜればリンスが出来上がります。
2. 保湿成分のグリセリンがあれば、小さじ1程度を混ぜます。
3. 精油(ローズマリー、ラベンダーなど)を5、6滴垂らすと、香りのするリンスになります。
※グリセリン、精油はお好みで、なくても大丈夫です。

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